自転車の交通違反
交通ルールを守らない自転車の交通事故は2年連続で増加しています。去年全国で起きた自転車が関係する死亡・重傷事故7107件のうち73.2％で、前方不注意・信号無視・一時不停止など自転車側に交通違反が確認されたということです。自転車も重大事故を起こせば高額な1億円近い賠償金を求められる判決も出ています。
自転車の取締りは刑事罰の対象となる交通切符いわゆる「赤切符」を交付するなどして行われていますが反則金制度はありません。専門家などからは「責任の追及が不十分だ」という指摘もあったそうで、こうした状況を受けて自動車やオートバイのようにいわゆる「青切符」による取締りを行う反則金制度の導入を検討することになりました。信号無視・一時不停止・右側通行など自転車はルールを守らなくてもいいという風潮があるように感じます。「青切符」の導入が注意喚起の有効手段になればいいなと思います。